こんにちは!現役一橋大生のkeitaです。ついに共通テストが終わり、受験生の皆さんは2次試験の対策を始めているころだと思います。
そこで、今回は一橋大学の英作文のコツを一橋大学が公開している出題意図から探っていこうと思います。
早速ですが、一橋2025英語第三問の出題意図はこのようになっています。

皆さんに注目してほしいのは、「正確かつ多様な語彙を用いて叙述する力(language)、質問に対して能動的に考えて意味を発信する力(content)、適切な形式をもって論理的に文章を構成する力(organization)の 3 つの能力を問う。」という部分です。
この部分から、一橋大学の教授が皆さんの英作文を採点するときに重視する事柄が見えてきます。
1.Language:正確かつ多様な語彙
ここで重要なのは、正確なだけでなく多様な語彙を用いることが求められているという点です。
学校や塾などで、「英作文は減点方式だから、簡単な文法や単語で書いてもミスがなければ減点されない」という文言を聞いたことがあるのではないでしょうか。
しかし、この出題意図を見る限り、簡単な単語や文法で正確に作文しても、単調的な文になってしまっていたら減点対象であるということがわかります。
一橋の採点官は、受験生が大学入学後に「英語で論文を書けるか」を見ています。単にミスがないだけの文章は、採点官からすれば「思考停止した中学生レベルの英文」に見えます。
ではどうしたらよいのでしょうか。
採点官は「同じ単語や表現ばかり繰り返していないか?」を見ています。
具体策:
・同じ意味でもimportantだけでなくessentialやcrucialを使い分ける。
・I thinkをI maintainやI am convinced thatに言い換える。
・接続詞の重複を避ける:Also/And → Furthermore, Moreover But → However, Nevertheless So → Therefore, Consequently
受験生の皆さんが英作文で使う語彙はこの辺ではないでしょうか。多様な語彙を使うことで、文章がよりアカデミックになり、採点官からの印象もよくなります。
自分が英作文でよく使う表現の言いかえを3個ずつ覚えるだけでも、英作文の出来栄えが大きく変わるので、試してみてください!
2.Content:能動的に考えて意味を発信する力
「能動的に考えて意味を発信する」とは質問に対し自分で考えて、理由や具体例を交えながら意見を述べるということです。
この部分から、一橋大学は英作文の内容の質を重視していることがわかります。つまり、理由が薄かったり、語数稼ぎで内容が薄くなっていると、採点官からの印象が悪いです。
実際、僕も開示された点数が自分が思っていたより相当低かったので、英作文の内容が薄すぎて引かれたのかなと思っています。
薄い内容を避ける方法を2つ紹介します。
1つ目:1つの主張に対して最低2回は「Why?」と自問自答すること
具体例を出します。
- 主張:キャッシュレス決済を導入すべきだ
- なぜ?(1回目):決済が効率化されるから。
理由が薄い人はここでやめて次の主張に移ってしまいます。これではとても能動的とは言えず、また、文字数も稼げません。そこで、もう一回「なぜ?」を問いましょう。
3. さらになぜ?(2回目): 労働力不足に直面する日本において、レジ業務の省人化は経済活動を維持するために重要だから。
2つ目:反論に配慮して述べる
一橋の英作文(特に100〜140語程度ある場合)では、自分の意見を押し通すだけでなく、「確かに反対意見もあるが、それでも自分の意見が正しい」というプロセスを入れると、一気に内容に深みが出ます。
構文例: It is true that… (譲歩), however, I believe… because… (反論・再主張)
このようにすると、「多角的に物事を考えられる学生だ」という評価に繋がります。
この2つの方法を用いれば、理由が深化するし、内容も濃くなり独自性も上がります。この「2層目の理由」が書けて初めて、「能動的に考えている」と評価されるのです。
3.Organization:適切な形式をもって論理的に構成する力
まず、「適切な形式をもって」という部分を解説します。ズバリ、これは単に「英作文のルールを守る」という以上に、「アカデミックな論文の作法に従っているか」を指しています。
「適切な形式をもって」とは
アカデミックな論文の作法とは:
1.パラグラフ・ライティングの厳守
英語の論理構成には世界共通の「型」があります。英作文でもこれを守りましょう。基本的には皆さんがいつもやっている書き方なのではないでしょうか。
・Topic Sentence(主張): 最初の1文で自分の立場を明確にする。
・Supporting Sentences(根拠): なぜそう言えるのか、具体例や理由を重ねる。
・Concluding Sentence(結び): 別の言葉(言い換え)を使って、再度主張を強調する。
2.フォーマルなトーンを意識する
・短縮形を使わない:don’tやcan’tではなく、do notやcannotと書く。notを強調することで、読み手が理解しやすくなります。また、文字数稼ぎにもなります。
・主観の抑制:I thinkばかりではなく、It is evident that…(…であることは明らかだ)といった客観的な視点を混ぜる。
「論理的に構成する」とは
論理的に構成するとは、英作文の主張を一貫させるという意味です。
採点官は「一貫性があるか?」を見ています。最初の主張と最後の結論がズレていたり、段落のつながりが悪かったりすると、大幅に減点されます。
具体策:
・パラグラフ・ライティングの徹底:1つの段落に1つのアイデア(One paragraph, one idea)を書くようにしましょう。。
・ディスコース・マーカー(つなぎ語)の活用:Firstly, In addition, Consequently などを適切に使い、読み手を迷わせない親切な構成にすること。
論理的といわれると難しく感じるかもしれませんが、主張が大きくずれていなければそこまで大幅な減点はないでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか!!近年の一橋英作文はテーマがコロコロ変わり、対策が難しいですが、気を付けるべきことは今回紹介した3つの事項です。
Language(語彙・文法) 「ミスをしない」のは最低条件です。一歩踏み出して、同じ意味の単語を言い換えたり、アカデミックな語彙を選んだりして、表現の幅をアピールしましょう。
Content(内容) 「なぜ?」を2回繰り返して理由を深掘りたり、譲歩(It is true that…)を使って多角的な視点を示すこと。採点官は、あなたの「能動的な思考力」を見ています。
Organization(構成) パラグラフ・ライティングとフォーマルなトーン(短縮形を使わないなど)を徹底しましょう。
これらを意識して英作文の対策を頑張っていきましょう!!

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